今回は10月末に行われた、恒例の勉強会の様子についてお伝えします。
今回の演者は、市民病院の口腔外科に勤務されているN先生で、
下唇にできた癌の治療を行った症例について発表してくださいました。
N先生は、長野の日赤病院、信州大学医学部付属病院の勤務を経て
今年市民病院に移られた先生なので、
口腔外科の大掛かりな症例をいくつも経験なさっています。
今回見せて頂いた症例も、癌のため下唇や下あごの骨まで摘出した後に、
骨や皮膚を移植し、インプラントを埋入して義歯を装着し、
下唇の赤唇も再建するところまで行った大掛かりなもので
治療期間は5年にも及んでいます。
この患者さんの口唇にできた癌は、はじめはニキビのようなできものだったそうです。
それが大きくなると、顎の骨まで摘出するような大掛かりな治療が必要になってくるため、
癌の発見は早ければ早いほど、治療は小さくて済みます。
一般開業医では、こういったケースを最後まで治療することはありませんが、
通院してくださっている患者さんの、症状を見逃さずに、口腔外科と連携していけるよう、
ますます注意深く診療したいな、と改めて思いました。
そして、最後はいつもの飲み会(*^_^*)
今回は、矯正の代診の先生もちょうどいらしていたので、
賑やかな飲み会になりました。
セントラル歯科 矯正歯科クリニック
http://centraldc.racms.jp/
# by siodent | 2015-11-28 14:02 | イベント