日本歯科麻酔学会と認定医

こんにちは。院長の泰輔です。

秋は学会シーズンです。

10月3日4日、横浜で開催された日本歯科麻酔学会に出席してきました。
大学を離れて初めての学会でしたので、懐かしい顔に会うことができました。

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大学の先生や、麻酔科OBで開業されている先生など、たくさんの先生と会食!

私が大学で学んでいた「歯科麻酔科」とは聞きなれない分野かと思いますが、
口腔外科手術に伴う全身麻酔が主な仕事です。
口腔外科手術とは、歯だけではなく、口腔領域に関連する大掛かりな手術のことで、
具体的には親不知の抜歯や、顎関節症の手術、口腔周囲の腫瘍(癌など)に伴う手術、
顎の骨の骨折の手術、顎変形症の手術など実はいろいろあります。

一般的に歯科医師がむし歯や歯周病の治療の時に使うのは、
部分的な局所麻酔ですが、口腔外科の領域はお医者さんが行う手術と同じような
大掛かりなものなので、全身麻酔がメインになります。

歯科麻酔科医のやっていることは、お医者さんの麻酔科医とほとんど変わりません。
歯科領域の中では、最も全身管理を学べる分野で、お医者さんとも多く関わります。
実際に、私の講座のボス(教授)も歯科医師ではなく、医師でした。

お医者さんの全身麻酔と一番違うところは、歯科の全身麻酔は、
麻酔のための管を口ではなく、鼻から通すので、実は麻酔の導入時の難易度は高くなります。
なぜ鼻から管を通すかというと、管を口から通してしまうと、
当然口の周辺の手術が管が邪魔になってできないからです。

全身麻酔中はいろいろな要因によって体の状態が変動しますので、安定状態を維持することが必要です。
どういうことをすれば体はどう反応するのか、どんな薬がどんな作用をするのか、
といった幅広い全身的な知識が必要になります。

この分野の勉強をすることで、日常の診療でもそういった知識を生かして、
全身疾患のある患者さんや、常用薬のある患者さんへの対応が可能になります。

それら、自分の学んできたことの証として、今年、
日本歯科麻酔学会認定医を取得することができました。
八月末に試験があり、先日無事合格して学会からの認定証が送られてきました。

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診療の合間をぬっての試験準備は大変なものがありましたが、無事に合格できてほっとしています。
今後はこの資格を生かせるような治療を広げていきたいなぁ、と考えています。

セントラル歯科 矯正歯科クリニック
http://centraldc.racms.jp/
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by siodent | 2013-10-10 09:59 | 歯科治療