IE9ピン留め

セレックでE-max

セレックの導入によりE-maxという、新しいセラミック素材を使った治療を始めています.

今までのセラミックスは審美性には優れるものの、衝撃に対しもろい、あるいは
割れやすいという弱点がありました.
このE-maxという新素材は2ケイ酸リチウムという新しい成分により、
審美性に優れるだけではなく、今までのセラミックスのほぼ2.5~3倍の強度を持っています.

また、セラミックの粒状性に優れており、かみ合わせの相手の歯を磨耗させることも減少します.

ただE-maxのブロックははじめ薄紫色なのです.
これを再度焼成することで本来の色になり、強度も向上します.
このための一手間かかるので、数日の治療期間がかかる点はご了承ください.

CAD/CAMのテクノロジーで精度は良好です・

# by siodent | 2011-12-01 16:25 | 新素材 

セレック システム

新しいシステムを導入しました
セレック3DというCAD/CAMシステムです。

今までの歯科の修復治療は、さまざまな段階を経て作られていました。
まず、治療する歯の型をとり、石膏を流し込み模型を作ります。
その模型を元に、歯科技工士さんが技工物(被せたり、つめたりするもの)を作成するのです。
しかし精度の高い技工物を作成するには、さまざまな誤差との戦いがあります。

型取りの段階(型取り材料の変形やひずみ)
石膏模型の誤差(石膏の硬化時の膨張、混水比による変化)
かみ合わせ記録材料の誤差や変形
使用するワックスの膨張収縮
鋳造による金属の加熱膨張、冷却収縮
セラミック材料では、焼結時の収縮

などなど数えればきりのない要因が、製作物の精度に影響します。
これらの誤差を技工士の”職人技”でカバーしていたわけです。

今回導入したセレックシステムは全く異なる発想から生れたものです。

治療する歯の型を光学的に読み取り、
コンピュータ上で3次元データを作成し、技工物を設計します。(CAD)
そのデータを加工センターに送り、材料ブロックから直接削りだして作成します。(CAM)

研究開発の段階からすると約20年ほど経過していますが、
実績、精度がこの5年で飛躍的に向上してきました。

材料ブロックは緻密、均質で、強度、組成などのクオリティーが保証されている。
高い精度が得られる。
いたずらに硬いだけでは、かえってかみ合う相手の歯を磨耗させてしまうが、適度の軟らかさを持っている。
金属アレルギーの心配がない、
変質、変色がなく、長期間安定している。
天然の歯に近い透明感がある。
1日で型取りから最終装着まで終えることが可能。
従来のセラミック治療に比べ、コストを抑えられる(約半額以下)
などメリットがあります。

ただし、材料がセラミックであるので保険治療でない、
ある程度のセラミック厚さが必要で、歯の状態やかみ合わせの条件によっては治療できない場合がある。
さらに自然な歯に近づけるには、色合いや色の変化などの追加処置が必要となる。
など制約もあります。

導入1ヶ月ですが、多くの方に興味を持っていただき、実際に治療しましたが、
精度の高さには感心しています。
入れた方にも非常に満足いただいております。


# by siodent | 2011-04-30 19:23 | 新規導入器具 

歯根表面積(3)

前回までの歯根表面積のブログで
咬合力支持の要素として歯根表面積についてお話しました。

歯と歯周組織が健全な場合、その面積はおおよそ76平方センチ、
手のひら大と考えられました。

歯が失われた場合や、
歯周病の進行により、歯を支える周囲の骨が減少すると、
支持される歯根表面積も当然減少してゆきます。

日本歯科医師会雑誌の2003年8月号に、
「8020達成度予測は可能か」
として、掲載された学術論文に、
個々の歯の「有効歯根表面積」の推定近似式が掲載されている。
その数式は
y=a+bX+cX^2+dX^3

a,b,cはおのおの個々の歯の定数 
Xはアタッチメントロス(失われた骨の垂直的距離mm)
yは骨の吸収が0のとき約100%となる。

すべての歯のデータはエクセルなどの表計算ソフトを利用すれば、
Xを代入することで、残存歯根表面(この論文では有効歯根表面積と定義)
の割合を求めることが可能です。

このyの値に個々の歯の本来の歯根表面積をかければ、
現在の歯根支持面積が求められる。

歯種の違いで差はあるが、
試算してみると、
2mmの吸収により、面積は約20%の減少
4mmの吸収で約30~41%の減少
6ミリの吸収で約45~58%の減少となります。

歯科医院を訪れる患者さんは、
自分はまだ歯周病初期段階だと思われている場合があります。、

根面が2mm露出して少し冷水でしみる、
ポケットを測定してみますと深さが4mm
中等度歯周病で、きちんとした初期治療で対応できるケースです。

しかしこのような状態の場合、
骨の垂直的喪失は 2mm+4mm=6ミリとなっており、
骨の支持面積はすでに半分失われていることになります。

このことについて我々歯科医もあまり意識しておらず、
ポケットの改善に目が行ってしまい、
喪失した骨の情報を正しくお伝えしていなかったのではないかと思います。



# by siodent | 2011-01-23 14:47 

インプラントバブル

インプラントによる歯科治療を行う歯科医院が増えてきました。

インプラントの性状や形態の改良、治療術式の精度の向上、
画像診断技術の進歩などにより、
治療成績も格段に向上し、
治療法の一つとして、広く認知されてきたといえるでしょう。

しかしここの所、2,3気になる事態に遭遇しました。
軽度なむし歯にもかかわらず、上顎の歯を抜かれてインプラントを勧められた患者さん。
まだ根が残っているのに、あまり持たないからといって抜歯されてしまった患者さん。

これでは、インプラントを入れるために、
かけがえのない自分の歯を抜歯するようなあべこべの治療です。

もちろん治療上どうしても抜歯が必要な場合はあります。
しかしきちんとした歯科医師ならば、なぜ治療困難なのか、
治療の可能性と限界について説明されるでしょう。

納得の上で、治療を進めてください。

先ず自分の歯を最大限残すことを最優先すべきだと考えます。
自分の歯より、インプラントが優れているということはありません。

ろくに治療しないで、安易に”抜歯してインプラント治療を”
と勧められたら用心してください。

抜く以外に治療の方法がないのか、
抜かれる前によく説明を聞いてください。

# by siodent | 2011-01-13 22:20 

禁煙宣言

所属しております
日本口腔インプラン学会も昨年禁煙宣言をして、
学会として禁煙活動を強化することなりました。

塩沢歯科医院としても、医療機関の一員として、禁煙宣言と禁煙活動を推進し、
皆様の健康増進のお役に立ちたいと考えました。


社団法人日本口腔インプラント学会の「禁煙宣言」を掲示します。



 周知のごとく、2005年2月、WHOにより「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約」が成立しており、我々、日本口腔インプラント学会会員も、健康推進・死亡率低下を目指して生活習慣病患者を絶滅させる意味でも、率先して喫煙問題と真剣に取り組み、積極的な姿勢を打ち出していく必要があると考えます。
 喫煙による弊害は、呼吸器疾患はもとより、動脈硬化疾患、ガン発症を引き起こし、また間接的な受動喫煙によっても肺ガンや脳卒中、喘息、アトピー等を発症させます。このことからも、いかに喫煙が恐ろしいことであるかが伺い知れます。
 口腔内においても、喫煙者によるガンの発症率が非喫煙者に較べて増加傾向にあることは言うまでもありません。また喫煙は、特に歯周病発症の大な要因を占めております。さらに、喫煙による歯の変色、口臭、補綴物の不具合、インプラント治療後の不具合や悪化など、さまざまな悪影響を及ぼします。
 人間が生きるうえで最大の条件である<衣・食・住>のうち、<食>を支える最も大切な「歯」の疾患を予防する意味でも、今後、日本口腔インプラント学会は、ここに「禁煙宣言」を積極的に推進していくことを宣言いたします。

平成22年5月16日
                                   社団法人日本口腔インプラント学会
                                          理事長  川添 堯彬

基本方針
1.本会会員は、医療専門職に有る者として、会員全員が非喫煙者となることを目指す。
2.本会会員は、所属する研修施設の敷地内禁煙化を積極的に実践することを目指す。
3.本会会員は、本学会開催の会議、主催する講演会・講習会などの会場施設・敷地内の完全禁煙化を目指す。
4.本会会員は、病院・クリニック(診療所)、老人介護・福祉施設ならびに教育研修機関の施設内など全面禁煙を目指す。
5.他の禁煙推進団体(学会)との協力と連携を図り、社会全体が自主的に禁煙を目指すような積極的な支援を推進する。



# by siodent | 2011-01-04 03:12 

< 前のページ 次のページ >